琳派400年の記念展覧会
神奈川県足柄下郡にある岡田美術館では現在展覧会『-琳派400年記念- 箱根で琳派 大公開〜岡田美術館のRINPAすべて見せます〜』を行っている。
今年は本阿弥光悦が洛北・鷹ヶ峯の地を徳川家康から拝領したという元和元(1615)年を起点としてから400年の記念にあたる年のため、各地で「琳派400年」がうたわれ、展覧会などが行われている。
岡田美術館もそのため琳派の展覧会を企画した。期間は2部に分けられて構成されており、会期の第1部は2015年9月5日〜2015年12月15日まで、第2部は2015年12月19日〜2016年4月3日までと長期間の展覧会となっている。
もともと琳派収集に力をそそいできた美術館
そもそもこの美術館は10数年前、光琳筆の「雪松郡禽図屏風」との出会いを機に、現在は名誉館長を務める長岡和生によって設立が構想された美術館であり、美術品も琳派に力がそそがれて収集されてきた。
そのため琳派の作品は70件にものぼり、「岡田美術館の原点」としてコレクションの中核をなしている。
くわえて菱田春草・速水御舟・前田青邨らの、琳派への憧憬を色濃く示す絵画とあわせての展示を行うため、約80件の作品が楽しめる展覧会となっている。
第1部、第2部とどちらにも足を運びたい展覧会となっている。一緒に箱根観光も楽しめるため、休日などに訪れてはどうだろうか。
(画像はホームページより)

岡田美術館 展覧会のご案内
http://www.okada-museum.com/exhibition/