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没後初の回顧展 藤平伸の静かな自己表現

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没後初の回顧展 藤平伸の静かな自己表現

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藤平伸の創作世界を紹介する展覧会
東京都港区にある、菊池寛実記念館 智美術館では2015年12月6日までの日程で『夢つむぐ人 藤平伸の世界展』を行っている。これは没後初の回顧展ともなっている。
藤平伸
休館日は毎週月曜日と祝日だが、月曜が祝日に当たる場合は開館し、翌日が休館日でとなる。開館時間は11:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)。

展覧会では陶磁器、水彩、書など100点余りの作品を展示することで仕事の全貌を紹介し、その魅力に迫る構成となっている。

藤平伸の経歴とその魅力
藤平伸は、京都の五条坂で創業する藤平陶器所(現在の藤平陶芸)の次男として生まれ、作陶家として活動した人物である。

藤平伸は31際にて日展で初出品し、入選すると頭角を現し、35際の時には日展特選を受賞し、注目を受けるようになる。

その後は1970年より京都市立芸術大学の陶芸家で教鞭を執りつつ、40年以上日展へ出品し、やがて1973年に日本陶磁協会賞を、毎日芸術賞を93年に受賞し、陶磁家として高い評価を受けていた。

その作品は実用の器からオブジェや陶彫、さらには書画までもあった。伸びやかな形の中に創作を楽しむと同時に、人生の機微をうたうような豊かな詩情がこめられている。そのため作風は深い精神性と滋味をもっている。

そんな藤原作品の魅力は、作品に深い抒情性を宿していることだ。常にアイディアを熟成させ、静かに自己の表現を深めた作家の内面から生まれるものであるため、鑑賞する側は不思議な余韻をもたらされるのである。

(画像はホームページより)


外部リンク

菊池寛実記念館 智美術館 最新の展覧会
http://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html
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