秋山がパリで外遊していた4ヶ月に撮影された写真
東京都中央区にある個人美術館のミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションでは、2016年1月24日までの会期で、展覧会『パリの四ヶ月 銅版画家・浜口陽三と秋山庄太郎』を行っている。
休館日は月曜日(祝日は開館し、その翌日が休館となる)と年末年始の12月24日〜1月8日。開館時間は平日11:00〜17:00で土日祝は10:00〜17:00まで。いずれも最終入館は閉館の30分前まで。
前・後期に分け約50点の展示を行う
この展示会は写真家の秋山庄太郎の目を通しての浜口陽三や、芸術の都パリを写したものが浜口の銅版画とともに鑑賞できる。
銅版画家の浜口陽三は、パリで巨匠の名声をほしいままにしており、くわえて1960年はヴェネチア・ビエンナーレの日本代表作家の一人に選出されていた。
そして同年、ヨーロッパ外遊に出かけた写真家の秋山庄太郎はパリに着いた翌々日に浜口陽三を訪ね、その後もたびたび行動を共にしていた。
秋山は4ヶ月ほどの間、ヨーロッパの地を写真に収めていたのだが、同時に浜口の刷り場やアトリエ、浜口が版画家スタンレー・ウィリアム・ヘイターと議論する様子、そしてビエンナーレに沸くヴェネチアの街角などを撮影していた。
この展覧会では秋山庄太郎写真芸術観の全面的な協力を得た上で、残されたフィルムからパリやヴェネチアの写真、資料などの50点を紹介している(前後期に分けて展示をしている)。
多くがこの展覧会で初公開となるものである。浜口の銅版画については、秋山が所蔵していた中で特に気に入っていた「4つのさくらんぼ」を含む3点と、ヴェネチア・ビエンナーレ出品作を中心に約30点の展示を行う。
(画像はホームページより)

パリの四ヵ月 銅版画家・浜口陽三と写真家・秋山庄太郎
http://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20151010-20160124/