3回に分けて行われる開館50周年イベント
東京都千代田区にある出光美術館では、2016年4月9日(土)から5月8日(日)まで、開館50周年記念のイベントとして『美の祝典 I -やまと絵の四季』を行う。
なおこの『美の祝典』シリーズは3回に分けて、7月18日まで行われる。
国宝や重要文化財を中心とした展示
この展覧会は、所蔵の絵画作品より、国宝・重要文化財を中心とした優れた作品を厳選して公開するものとなっている。
第1部のテーマは「やまと絵」であり、日本の伝統美を象徴する鮮やかな色彩と同時に、やわらかな造形により描かれてきた。そして古来より宮廷文化に導かれつつ発展してきたものである。
それは日本がみせる四季折々にうつろう山景や樹木のよそおい、さらに野にとびかう花や鳥たちの表情が、絵に描かれることで独自の情緒や美意識を伝えて遺され、そして世の人々に愛されてきた。
今回公開されるものは、奈良時代の「絵因果経」や平安時代の「真言八祖行状」、「四季花木図屛風」(いずれも需要文化財)をはじめとして、出光コレクションが誇るやまと絵を展示する。
くわえて第1回には国宝である「伴大納言絵巻」上巻を10年ぶりに特別展示する。
なお休館日は毎週月曜日で、開館時間は10:00から17:00まで。ただし金曜日は19:00まで開館(いずれも入館は閉館30分前まで)。
(画像はホームページより)

出光美術館 公式ページ
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/index.html