オートクチュールの歴史が見られる展覧会
東京都千代田区にある三菱一号館美術館では、2016年5月22日(日)まで展覧会『PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服』を開催している。
展覧会は19世紀後半から現代までのオートクチュールの歴史を、始まりから現代に至るまでの歴史全体を通して見つめることがコンセプトとなっている。
オートクチュールとは、フランス語の「高い」「高級」を意味する『Haute』と「縫製」「仕立て」を意味する『Couture』から作られた言葉である。
それはパリ・クチュール組合の承認する数少ないブランドによって、顧客の注文に合わせてデザイナー主導により仕立てられる高級服として知られている。
もともとはパリ・モードの殿堂である『ガリエラ宮パリ市立モード美術館』の館長であるオリヴィエ・サイヤール氏の監修のもとで、2013年にパリ市庁舎で開催されて好評を博した展覧会を、三菱一号館美術館に合わせて再構成したものだ。
数々のブランドが最高峰の職人技とともに生み出してきた
シャネル、クリスチャン・ディオール、バレンシアガ、ジヴァンシィ、イヴ・サンローラン、ジャン=ポール・ゴルチエ、クリスチャン・ラクロワ、アライアらが生み出してきた美しいシルエットは時代そのものを映してきたともいえる。
これらと同時に、脈々と受け継がれてきている世界最高峰の刺繍・羽根細工・コサージュなどの職人技も合わせ、ドレス、小物、デザイン画、写真総数合わせて約130点を紹介する内容となっている。
休館日は毎週月曜日(祝日および5月2日、16日は開館している)で、開館時間は10:00から18:00だが、祝日を除く金曜、会期最終の平日は20:00まで(いずれも入館は閉館の30分前まで)となっている。
(画像はホームページより)

PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服 特設サイト
http://mimt.jp/paris-hc/