1000年にわたる歴代皇帝のコレクション
中国の歴代皇帝が収集した逸品を紹介し、中国文化の神髄をみせる展覧会「台北 國立故宮博物院―神品至宝―」が、東京・上野の東京国立博物館で、6月24日から9月15日まで開催される。
台北 國立故宮博物院は、10世紀の北宋から20世紀の清にいたる代々の皇帝が集めたコレクションを収蔵する博物館。その数は69万点にのぼり、中国史上の傑作が数多くおさめられている。9割以上は清朝宮廷の旧蔵品であり、戦乱や政争に翻弄されながらも、中国だけでなく人類全体にとっての至宝として守り伝えられてきた。
中国最高の芸術品“翠玉白菜”が期間限定で登場
同展では台北 國立故宮博物院の収蔵品のうち、厳選された代表作を展示。教科書でも名前をみかける書家の作品や景徳鎮の贅を尽くした陶器、鑑賞用の豪華絢爛な宝箱など、中華文明が生み出した名品がそろう。
とくに注目されるのは、“神品”と称される白菜の彫刻。最高級の翡翠でつくられており、細部までみずみずしく表現された、まさに究極の芸術品といえる。2週間の期間限定公開で、展示期間は6月24日~7月7日。

台北 國立故宮博物院―神品至宝―
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1647