エロスのエンターテイメント「鬼怒川秘宝館」が閉館予定?
日本の性風俗に関する資料や物品を展示する施設である「秘宝館」。全盛期は各地の温泉地などに20館以上存在していたが、今年3月に佐賀県嬉野市の「嬉野武雄観光秘宝館」が閉館し、現存するのは栃木県日光市の「鬼怒川秘宝殿」と静岡県熱海市の「熱海秘宝館」の2館のみだ。
鬼怒川秘宝殿は江戸時代の性文化をテーマとして200坪ほどの建物内に人形が数多く展示されている。東宝で作られたというセットは精巧で、40分ほどで観覧することができる。施設の老朽化や管理者の高齢化などが原因で、この夏閉館の予定となっているが古き良きエロスを感じられる施設に文化的な意義を感じ、存続を願う声も多い。
熱海秘宝館は営業中 お土産も人気
熱海秘宝館はアタミロープウウエイの八幡山山頂に隣接して建つ風光明媚な立地。3階建ての建物内には、吉原芸者や浮世絵コーナー、モンローなど国内外の性の珍品が並ぶ。5月末にはオリジナルのトートバッグを作成するなど今のところ精力的に営業を行っている。
両施設とも18歳未満は入館できない、まさに大人の社会見学施設。ちょっとアダルトなものを取りそろえているお土産も人気。秘宝館にはあふれかえるイマドキのエロスとは違った魅力が感じられるかもしれない。今のうちに足を運んでみてはいかがだろうか。

鬼怒川秘宝殿 じゃらん
http://www.jalan.net/kankou/080000/080900/熱海秘宝館
http://www.atami-hihoukan.jp/