機械じかけの芸術・動いてないのに動いてる絵画など一挙公開
動く芸術「キネティック・アート」をご存知だろうか。損保ジャパン東郷青児美術館では7月8日~8月24日の期間中、「不思議な動き キネティック・アート展~動く・光る・目の錯覚~」を開催中だ。
20世紀ヨーロッパで誕生したキネティック・アートは、作品そのものに「動き」を取り入れているのが特徴だ。機械仕掛けで動いたり光ったりするもののほか、実際には動いていないのに目の錯覚を利用したり、見る人の視線が移動することで動いているように見えるものなど様々だ。
キネティック・アートの本場ヨーロッパの作品約90点を公開
この展覧会では1960年代にイタリアを中心に盛んだったキネティック・アートを日本で初めて総合的に紹介する。イタリア・ドイツ・フランスで活躍した作家、約30名の平面・立体作品約90点を展示している。人気は、砂鉄がまるで生きているように動く、ダヴィデ・ボリアーニ「磁力の表面」で、その生き物のような動きに、皆、目を奪われるとのこと。
作品の中にはじっと見ているとちょっと酔ってしまうものも。でも、やっぱり見ずに入られないキネティック・アート。あなたも、くらくらしに美術館に出かけてみてはいかがだろうか。

不思議な動き キネティック・アート展
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_kinetic.html