震災復興のシンボルの灯台が 1日だけの限定公開
日本で唯一、ホテルの敷地内に建つ公式灯台が神戸にある。この灯台は、海上保安庁から正式に許可を受けた珍しい灯台だが、ある理由から阪神淡路大震災の日である1月17日に毎年一般公開されている。
現在、その灯台は神戸メリケンパークオリエンタルホテルにあるが、もともとは神戸市中央区の旧オリエンタルホテルの屋上に設置されていたが、1995年の震災でホテルが全壊。それにともなって灯台も一時的に使えなくなってしまった。しかし、同年7月に開業が決定していた神戸メリケンパークオリエンタルホテルへ移設が決定し、「神戸の復興のシンボルとなるように」と現在のホテルの屋上に移設されたのだ。
午前・午後の2回公開 チャペルコンサートも
震災から20年となる2015年は、1月17日に灯台を1日限定で一般公開。今年ははじめて午前中の公開も実施する。午前中は8:00~10:00、午後は15:00~17:00の2回公開され、事前の予約は不要で参加費も無料となる。また、震災を体験していない世代の人にも震災を知ってもらおうと、地元の小学校・中学校にコンサートへの参加を依頼し、チャペルコンサートが開催される。
震災復興のシンボルとも言える灯台。震災から20年たった今も、現役で海の安全を守っている。
(画像はプレスリリースより)

日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」一般公開
http://www.kobe-orientalhotel.co.jp/page/00816.html