今年で竣工125年 琵琶湖疏水の体験ツアー
明治時代に築かれた貴重な産業遺産であり、京都市と大津市を結ぶ「琵琶湖疏水」。旅客・貨物を運ぶ航路として栄えていたが、昭和26年には姿を消している。今年は、琵琶湖疏水竣工125年にあたる記念の年であることから、琵琶湖疏水船下り実行委員会は琵琶湖疏水の試行船体験ツアーを開催する。
実施コースは大津~山科~蹴上、大津~山科、山科~蹴上の3コース。最も長い大津~山科~蹴上は、7.8kmの行程を運行時間約60分で運航する。大津から山科までの区間では、区間中最も長い第一トンネルを抜け、春には桜並木が続く柳山橋の下をくぐって進む。山科から蹴上までの区間では、日本初の鉄筋コンクリート橋や、馬酔木並木、朱塗りの正嫡橋などが楽しめる。
1期、2期とも8日間の実施 現在第1期参加者募集中
実施日は第1期が3月28日、29日、4月4、5、11、12、18、19日の8日間、第2期が4月25、26、29日、5月2、3、4、5、6日の8日間となっており、募集は各コースとも各日72名。1便で6名ずつ乗船し、1日各コースとも4便ずつ運行される。募集期間は第1期が2月22日まで、第2期が3月1日~3月22日となっている。
歴史的な産業遺産を巡る体験ツアー。今回の試行船体験ツアーのモニターから意見を集め、琵琶湖疏水通船復活を目指すとのことだ。

琵琶湖疏水通船 試行船体験ツアー
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