「スーパークローン文化財展」会期は8月いっぱいまで
文化財保護法が制定されて70周年にあたる本年、「そごう美術館」で8月1日(土)〜31日(月)までの期間、東京藝術大学で開発された高精度な文化財複製による展覧会を開催する。
最先端が創る未来をこの目で見届けよ!
「クローン文化財」とは、伝統的な模写の技術と最先端のデジタル技術に人の手技や感性を取り入れ、素材・質感・技法や文化的背景や精神性など「芸術のDNA」に至るまでの細部までをも再現したもの。
そして現在は、オリジナルを超越する新たな価値を創造する「スーパークローン文化財」へと発展し、失われた文化財の再現・復興をするため、世界中の文化を継承する手段として期待・注目されている。
今回の展示会では、日本を代表する文化遺産・法隆寺の焼損した金堂壁画や、普段は間近で鑑賞することができない釈迦三尊像、さらには爆破されてしまったバーミヤン東大仏天井壁画、保存のために一般公開が困難な高句麗江西大墓や敦煌莫高窟、バガン遺跡壁画などのシルクロード文化財の再現・復元作品および映像を約50点展示する。
料金は一般が税込500円。大学生以下が学生証提示で無料となる。どれもクローンでありながら本物をこの目で見ているかのような、迫力がある。普段は滅多に見る事のできない、時空を超えた貴重な作品の数々を是非体験してみては。
(画像は「スーパークローン文化財展」公式サイトより)
スーパークローン文化財展
https://geidai-clone2020.sogomuseum.jp