シュールレアリスムおよび現代アートの先駆け
東京都港区にある国立新美術館は、現在「ダリ展」を行っている。ダリと言うとぐにゃぐにゃに曲がった時計が散らばっている奇妙な絵が真っ先に浮かぶ人が多いだろう。
ダリは「スペインが産んだ奇才」とも言える存在であり、シュールレアリスムの代表的な作家であるだけでなく、現代アーティストの先駆けとなった存在である。そのため、現在も多くの人々を魅了してやまない芸術家だ。
日本では10年ぶりとなる回顧展
日本ではダリの回顧展は10年ぶりとなる。今回の展覧会にあたり、スペインのガラ=サルバドール・ダリ財団、アメリカのサルバドール・ダリ美術館、そしてスペインの国立ソフィア王妃芸術センターという世界でも重要とされるダリ・コレクションを有している機関から作品を借り受けた。
ほかにも、日本国内からも主要作品を取りそろえているため、世界的なダリ・コレクションが一堂に会する初めての機会となっている。
くわえて油彩のほかにもドローイングやオブジェ、ジュエリー、書籍、映像など合わせて約250点を取りそろえた、過去最大規模のダリ展となっている。
先に京都市美術館で開かれていたダリ展だが、見逃した人はぜひこの機会に訪れてほしい。
休館日は毎週火曜日であり、開館時間は10:00から18:00だが、毎週金曜日は20:00まで開館している。ほかに10月21日(金)および、10月22日(土)は22:00まで入館できる。いずれも入場は閉館の30分前までとなっている。
ダリ展 公式サイト
http://salvador-dali.jp/