ネーデルランド絵画の傑作の展示
東京都美術館で4月18日(火)から、ボイマンス美術館所蔵 「ブリューゲル『バベルの塔』展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―」が開催されている。
この展示の目玉となる「バベルの塔」は、オランダのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館(通称ボイマンス美術館)が所蔵する、16世紀の絵画。細部にわたるリアルな表現や、想像を絶する壮大な構図で描かれ、ブリューゲルの最高傑作として名高い。
今回の展示では、この「バベルの塔」の他、同時代の絵画・彫刻など90点で、現在のベルギーとオランダにまたがる地方で14世紀末から16世紀末にかけて発展した「ネーデルランド絵画」の魅力を紹介する。
大友克洋の「バベルの塔の内部構造」がテーマの新作も
さらに、漫画家で映像監督でもある大友克洋の新作『INSIDE BABEL』が、会期中に展示室入り口で特別公開。この作品は無料で鑑賞できる。
大友はブリューゲルを好きな作家の1人に挙げており、作品は「バベルの塔の内部構造」をテーマとして、実際にボイマンス美術館を訪ねて取材し、学芸員と意見交換をなどを積み重ねて構想した。
開催概要
会場は台東区上野公園の東京都美術館。会期は4月18日(火)から7月2日(日)。毎週月曜日は休館日だが、5月1日は開室。展示の開室時間は9:30から17:30で、金曜日は20:00まで。入室は閉室の30分前までとなっている。
チケットは一般1600円、大学生・専門学校生1300円、高校生800円、65歳以上1000円。中学生以下は無料。
4月19日(水)、5月17日(水)、6月21日(水)はシルバーデーで65歳以上は無料となる。なお、毎月第3土・翌日曜日は家族ふれあいの日として18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は一般当日料金の半額となる。
(画像はブリューゲル「バベルの塔」展WEBサイトより)

ブリューゲル「バベルの塔」展WEBサイト
http://babel2017.jp/