琳派の2大傑作を同時に展示
港区の根津美術館で、4月12日から特別展「燕子花図と夏秋渓流図」を開催する。この展覧会では尾形光琳による国宝「燕子花図屏風」と、鈴木其一「夏秋渓流図屏風」、根津美術館が誇る琳派の2大傑作を同時に鑑賞することができる。
その他に展示される作品は、歌川広重の肉筆画「高尾大夫・吉原通船図」、渡辺省亭の「不忍蓮・枯野牧童図」など。目玉となる琳派の金屏風にあわせ、其一が活躍した19世紀前半から20世紀初頭までに制作された絵画や陶磁器を展示する。
なお、美術館学芸員による特別展のレクチャーも行われる。モーニングレクチャーが4月18日(火)と28日(金)午前11時から約45分間、イブニングレクチャーが5月9日(火)午後5時30分から約45分間、それぞれの定員130名。事前申し込みは不要なので、希望者は直接美術館講堂へ。
特別展と同時開催で、「行楽を楽しむ器―提重と重箱―」「新緑のころ ―初夏の茶の湯―」も行われる。
開催概要
開館時間は午前10時から午後5時(入館は4時30分まで)。特別展の観覧料は一般1300円(1100円)、高校生以上の学生1000円(800円)で、( )内の料金は20名以上の団体と、障害者手帳を呈示する本人と同伴者1名の料金。小・中学生以下は無料。
(画像は根津美術館より)
根津美術館 展覧会のご案内
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html