カンディンスキー、ルオー、ドイツ表現主義の画家たちの豪華競演
東京・港区のパナソニック汐留ミュージアムでは、12月20日(水)まで「表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」が開催されている。
ドイツ表現主義の主導的な役割を果たし、抽象絵画の創始者でもあるヴァシリー・カンディンスキー。20世紀フランスで最大の宗教画家ジョルジュ・ルオー。
互いに本拠とする展覧会へ出品し合うなど、活躍の場を共有していた時期がある。さらに、ドイツ表現主義の画家とルオーには、モティーフや色使いなど多くの親近性を見いだすこともできる。この展示では、カンディンスキーらドイツ表現主義者とルオーが共有した芸術表現への志向を探る。
展示では、東京での公開が約30年ぶりの「商人たちの到着」や、「E.R.キャンベルのための壁画No.4」の習作(カーニバル・冬)など、カンディンスキーが抽象画に至る以前の、重要な作品が展示される。また、抽象画を確立した後の代表作である「活気ある安定」など、カンディンスキーの画歴をたどることができる。
さらに、パリのジョルジュ・ルオー財団の協力で、初来日の作品を含む約20点のルオーの作品も出品される。
3展覧会の相互半券割引も
同展示と、Bunkamura ザ・ミュージアム「オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」(12月17日まで)、東京ステーションギャラリー「シャガール 三次元の世界」展(12月3日まで)の3展が、それぞれの観覧券の提示で他展示が100円引で入場できる。
休館日などの各展覧会の詳細は、各展覧会のチラシや公式WEBサイトなどを確認してほしい。
開催概要
開催期間は10月17日(火)~12月20日(水)、休館日は水曜日(12/6、13、20は開館)入館料は一般1000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料、20名以上の団体は100円割引。障がい者手帳の提示者と付添者1名は無料。ホームページ割引引換券の印刷か画像の提示で100円引き。
(画像は公式WEBサイトより)

表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち
https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/171017/