折口信夫の講義で民俗学へ 祭礼を撮り続けた写真家
六本木の東京ミッドタウン内にある、FUJIFILM SQUAREの写真歴史博物館で、企画写真展「民俗写真の巨匠 芳賀日出男 伝えるべきもの、守るべきもの」が開催されている。期間は3月31日(土)まで。
1921年に満州で生まれた芳賀は、カメラ好きの父親の影響で小学生の頃から写真を撮り続け、進学した慶應義塾大学でもカメラクラブに入り、写真にのめりこんでいく。
しかし大学で教べんをとっていた折口信夫の講義で民俗学に開眼。大学卒業後は日本の年中行事を中心に撮影を続け、1959年に稲作行事を追った『田の神』を出版した。民俗写真の第一人者として、1970年の大阪万国博覧会では「お祭り広場」のプロデューサーに任命される。
展示では、40万点もの作品から、稲作儀礼を中心とした祭礼と人生儀礼をテーマにする約30点を展示する。
関連イベント
3月3日(土)午後2時から30分、芳賀日出男、芳賀日向によるギャラリートークが行われる。申し込み不要。参加費は無料。
開催概要
会期は1月4日(木)~3月31日(土)。会期中の休館日は無し。開館時間は午前10時から午後7時(入館は午後6時50分まで)。入場料は無料。
(画像は公式WEBサイトより)

写真歴史博物館 企画写真展 「民俗写真の巨匠 芳賀日出男 伝えるべきもの、守るべきもの」 | 写真展・ フジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE)
http://fujifilmsquare.jp/detail/18010404.html#event18010404