武内直子「美少女戦士セーラームーン」や中村佑介の原画も
東京・文京区の弥生美術館で、展覧会「セーラー服と女学生~イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密~」を開催している。期間は6月24日(日)まで。
19世紀中頃にイギリス海軍での水兵の制服からはじまったセーラー服は、後に子供服や女性服としても流行し、ファッションの一つとなった。
だが、日本ではセーラー服といえば女学生をイメージする。なぜ、セーラー服は日本で女学生の服として定着し、愛されてきたのか。その秘密と魅力をイラストと服飾資料によって解き明かす。
展示では、日本で最初のセーラー制服といわる福岡女学院、平安女学院(当時の制服のレプリカ)などの実際の制服を展示。また、武内直子「美少女戦士セーラームーン」原画や、中村佑介の最新作なども展示する。
竹久夢二美術館では「大正ロマンのかわいいデザイン」
併設している竹久夢二美術館では、同じ期間で展覧会「竹久夢二 暮らしを彩る小さな美―大正ロマンのかわいいデザイン―」を開催する。
竹久夢二は、日常生活を彩るデザインも手がけ、日本のファンシーショップの先駆けともいえる「港屋絵草紙店」を開店した。展示では、この店で人気のあった千代紙や着物小物など「かわいい」をコンセプトにした夢二の図案や装飾などを紹介する。
開催概要
開催期間は3月29日(木)~6月24日(日)で、休館日は月曜。ただし、連休を含む4月24日(火)~5月6日(日)は無休。開館時間は10:00~17:00(入館は16:30まで)。料金は一般900円、大学・高校生800円、中・小学生400円。同一料金で弥生美術館・竹久夢二美術館の2館を観覧できる。
(画像は公式WEBサイトより)

弥生美術館・竹久夢二美術館
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/