ローマ教皇に謁見する支倉常長像を特別公開
2月11日(火)から東京上野の東京国立博物館で、展覧会「支倉常長像と南蛮美術―400年前の日欧交流―」が開催されている。
支倉常長は、仙台藩の藩士で藩主伊達政宗の命により、慶長18年(1613年)10月28日、日本を出航し、太平洋と大西洋を渡りスペイン、ローマへ向かった。常長が率いたこの施設は、商人を含む約180名で、日本を出発した年号から慶長遣欧使節と呼ばれているが、その業績は明治時代まで忘れ去られていた。
今回の展覧会で特別公開される「支倉常長像」は、ローマ教皇パウロ5世に謁見するためローマを訪れた際の姿と言われている。今回はほかに、重要文化財の「南蛮人渡来図屛風」や「世界図屛風」も展示されている。
開催の概要
会期は2月11日(火)から3月23日(日)で、開館時間は午前9時30分から午後5時(入館は閉館の30分前まで)、会場は東京国立博物館本館7室(上野公園)、観覧料は一般600円、大学生400円、高校生以下、満18歳未満及び満70歳以上は無料となっている。

東京国立博物館
http://www.tnm.jp/