清麿の作品約50点を展示
2月26日(水)から東京南青山の根津美術館で「清麿―幕末の志士を魅了した名工」展が開催されている。源清麿は幕末に活躍した名匠で、展覧会では清麿の生誕200年記念として名刀約50点が一堂に展示されている。
源清麿は文化10年(1813年)信州小諸(長野県)の郷士の家に生まれた、21歳頃江戸に出て幕臣窪田清音のもとで研鑽後、長州萩(山口県)で鍛刀。
晩年は江戸四谷に住み鎌倉時代の天才刀工「正宗」にちなんで、四谷正宗と呼ばれた。嘉永7年(1855年)人気絶頂の中、42歳で謎の自刃をした。
主な展示品は、清麿が「正行」から改名し初めて「清麿」と銘を刻んだ「重要美術品・長野県宝の太刀」、清麿の到達点と評される「刀 号 一期一腰(いちごひとこし)の大」「脇差 号 一期一腰の小」などとなっている。
展覧会の概要
会期は2月26日(水)から4月6日(日)、開館時間は午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)、休館日は月曜日、場所は東京都港区の根津美術館展示室1、入館料は一般1,200円、学生1,000円、中学生以下無料となっている。
根津美術館
http://www.nezu-muse.or.jp/