日本の近代化について、「印刷」から考える
印刷博物館において、企画展示「印刷都市東京と近代日本」が行われている。展示期間は2013年1月14日まで。
近代日本の礎が築かれた1860年から1890年代。日本が幕藩体制から、東アジア初の近代的立憲国家へと大変貌を遂げたこの時代、印刷技術においても、伝統と革新が入り交じる一大興亡期であった。
それまで主流であった木版印刷に加えて、新興技術である活版印刷と石版印刷が急速に普及したことで、東京を舞台に、印刷の近代化は急激に進んでいくこととなる。
本企画では、印刷博物館の収蔵品を中心として約130点の資料を展示し、近代日本に関わってきた東京の印刷について考えていくとのこと。
12月と1月に講演会も
このほか、2012年12月1日には、岩切信一郎氏(新渡戸文化短期大学生活学科教授)による講演会「明治の印刷表現 -版画を中心に-」を実施。
また、2013年1月13日には、高村直助氏(横浜市ふるさと歴史財団理事長・東京大学名誉教授)による講演会「文明開化期の東京と横浜」が行われる。
印刷博物館
東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル
開館時間:10時から18時(入場は17時半まで)
休館日:毎週月曜日(12/24と1/14は開館、12/25と12/29から1/3まで閉館)
入場料:一般500円、学生300円、中高生200円、小学生以下無料

【企画展示】印刷都市東京と近代日本
http://www.printing-museum.org/exhibition/temporary/