1987年の開館以来、毎年実施
東京・町田市の町田市立国際版画美術館において、「版画の彩展2012 第37回 全国大学版画展」が開催されている。
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これは、町田市立国際版画美術館が1987年に開館して以来、毎年恒例の事業として開催されてきたものであり、各大学関係者にとっては、年に1度の成果を問う重要で貴重な機会となっている。
本展に出品されている学生たちの作品は、版画や美術の概念そのものへの挑戦や社会に向けたメッセ-ジを含んでおり、同時に優れた表現作品でもある。
そういった意味では、本展は限りなき可能性を秘めたものであるとともに、進化を続ける版画の将来を推し量る展覧会であるとも言える。
社会・美術館・大学との一体化を図るという新たな意義も
また、本展は次代を担う若き芸術家たちの制作発表の場であるだけでなく、社会や美術館、大学との一体化を図る新たな意義をも備えたものとなっている。
例えば第18回展からの「観客賞」の設置や、学生作品の販売コーナーなど、さまざまなイベントは町田市民や版画ファンの人たちの間でも定着し、毎年、この展覧会を楽しみにしている人も大勢いるという。
本展は2012年12月16日(日)まで実施。休館日は毎週月曜日となっている。
町田市立国際版画美術館
東京都町田市原町田4-28-1

版画の彩展2012 第37回 全国大学版画展
http://hanga-museum.jp/exhibition/index/2012-149