東京都写真美術館で中村正義をテーマにした映画「父をめぐる旅」を上映

東京都写真美術館で、若くして才能を評価され賞賛を浴びるも、権威主義の古い体質に異を唱えたことで様々な妨害などを受けることになりながら、己の信念を貫く作品を描き続けた中村正義（故人）をテーマにした映画「父をめぐる旅」が上映されている。

（この画像はイメージです）

上映期間は2013年1月27日(日) まで。

ただし、1月15日（火）と1月21日（月）は休映日となっている。

1924年に愛知県豊橋市に生まれ、1946年に22歳で日展に初入選。

その後も1950年に26歳で「谿泉」で第6回日展で特選となり、1960年には36歳で第3回新日展の審査員を務めるなど、若くしてその才能を評価され、将来を大いに嘱望されていた画家・中村正義。

だが画壇の古い体質に失望した中村は1961年に日展を脱退。

それからは、蛍光塗料を絵具に混ぜて描いた「男と女」や「舞妓」のシリーズを発表するなど、既存の概念にとらわれない作品を数多く数多く描き続けた。

「父をめぐる旅」は、そんな反骨の天才画家を父として敬愛しているという娘の倫子(のりこ)氏が、父親の実像を追い求めたというドキュメンタリー作品。





父をめぐる旅（東京都写真美術館）
http://syabi.com/contents/exhibition/movie-1827.html

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