ロダン、ブールデル作品を中心に展示
国立西洋美術館において、展覧会「手の痕跡 国立西洋美術館所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描」が2013年1月27日まで行われている。
(この画像はイメージです)
本展では、合計で90点余りもの国立西洋美術館所蔵のロダンによる作品とブールデルによる作品を展示。
「第1章 古代彫刻やルネサンス彫刻からの影響」「第2章 肖像・頭部彫刻」「第3章 人体の動勢表現」「第4章 記念像制作」「第5章 素描と版画」の全5章から構成されている。
フランス近代彫刻史上における2人の巨人の複雑な関係
ロダンとブールデルは、どちらもフランス近代彫刻史上における偉大な彫刻家であるとともに、一時期、ブールデルはロダンの下で働いていた関係でもあった。
当時の社会における近代化という荒波のなかを突き進み、自分の道を切り開いていったロダン。
そしてそれを間近で見ていたブールデルにとっては、ロダンは師であり、いつかは超えていくべき存在でもあった。
そんな複雑な関係にあった二人の作品世界を、この機会にじっくり堪能してみてはどうだろうか。
国立西洋美術館
東京都台東区上野公園7番7号

手の痕跡 国立西洋美術館所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/rodin2012.html