広告宣伝の分野で大きな足跡を残したクリエイター
神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎市美術館において、企画展「村越襄 祈りのデザイン 蓮華幻相」が2013年2月24日まで開催されている。
(この画像はイメージです)
本展は、次の時代を担う若きクリエイターに大きな影響を与え、1996年に他界した村越襄の世界観や軌跡について、その作品の展示により紹介。
広告宣伝物の主体が写真に変化しつつあった時代において、大きな足跡を残していったクリエイターの想いに迫っている。
デザインの背景に一貫してあったもの
1964年の東京オリンピックのポスターを写真家・早崎 治とともに手がけたことで、一躍その名を知られることになった村越襄。
その力強くシンプルな構成の作品は、未曾有の高成長を遂げていた当時の日本を象徴しているとされているが、その背景には、西洋画にインスピレーションを得たという「祈りのデザイン」が隠されていたという。
本展では、村越の初期作品のほか、晩年において、5年の歳月をかけたという作品「蓮華幻相(れんかげんそう)」も合わせて展示。
村越作品に大きく関わっている「祈りのデザイン」による世界観に迫ってみたい。

村越襄 祈りのデザイン 蓮華幻相
http://www.chigasaki-arts.jp/museum/exhi/