江戸時代に町民を励ました「出初」が正月の恒例行事に
新春恒例の東京消防庁の出初式が、平成25年は東京ビッグサイト東駐車場と東6ホールを会場に1月6日に行われる。
その起源は江戸時代、1659年(万治2年)にさかのぼる。
当時、それより2年前に起きた明暦の大火からの過酷な復興作業が続き、絶望的な雰囲気のなか、時の老中であった稲葉伊予守正則が定火消総勢4隊を率いて上野東照宮前で「出初」を行ったことが江戸町民を大いに勇気付けることとなり、それが正月の恒例行事となって現在まで続いているのだという。
消防機械部隊分列行進や音楽隊の演奏など
東京消防出初式においては、屋外では消防機械部隊分列行進や江戸消防記念会による伝統の木遣り行進にはしごのり、東京消防庁音楽隊・カラーガーズ隊による演奏・演技などを実施する。
また、屋内では、消火・応急救護などの体験コーナーや、最新消防車両などの展示コーナーなどが設置されるとのこと。

平成25年東京消防出初式
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/inf/h24/10/dezome.html