歌舞伎座新開場記念として開催
東京都港区のサントリー美術館において、「歌舞伎 江戸の芝居小屋」が2013年3月31日(日)まで開催されている。
(この画像はイメージです)
これは2013年4月の第5期歌舞伎座新開場の記念企画として行われているもの。
本展覧会では、近世の芝居小屋から現代の劇場での歌舞伎へと至る過程について、絵画作品を中心とした展示を実施。
また、現代の役者のブロマイドに相当する役者絵や当時の役者たちの愛用品も紹介。
さらには舞台衣装に影響を受け、江戸で流行したファッションといったところにもスポットを当てることで、歌舞伎の発展における役者と観客の関係についても浮き彫りにしていくという。
常設劇場獲得の過程や歌舞伎と観客の関係などを紹介
内容構成については、大まかに3つに分かれており、「第一章 劇場空間の成立」では、社寺の境内で演じられていた歌舞伎が、常設の芝居小屋を獲得していくまでの過程について、「第二章 歌舞伎の名優たち」では、役者絵などにより、当時の江戸の人々にとって憧れであった歌舞伎役者の活躍ぶりを紹介。
そして「第三章 芝居を支える人々」では、特定の歌舞伎役者の活動をバックアップしていく仕組みとして、江戸時代には既に確立していたという「贔屓連中(ひいきれんじゅう)」など、歌舞伎と観客の関係について取り上げている。
サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階

歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 -江戸の芝居小屋- サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_1/