最新デジタル技術によりよみがえる葛飾北斎の作品
マネ、ドガ、ルノワール、モネ、ゴッホ、ロートレック、ゴーギャンなどといった、フランス印象派における代表的な画家たちに大きな影響を与えた人物、葛飾北斎。
大衆文化としての浮世絵を類い稀なる芸術作品へと昇華させた葛飾北斎は、日本美術史における巨人とも言うべき存在であると同時に、アメリカ『ライフ』誌の1999年の特集である「この1000年で最も重要な功績を残した100人」に日本人としては唯一取り上げられるなど、海外でもその評価は高い。
そんな葛飾北斎の作品を、最新のデジタル技術で現代によみがえらせたイベント「あっぱれ北斎! 光の王国展」が、東京・銀座のフェルメール・センター銀座で、2013年3月31日(日)まで開催されている。
最先端のデジタル印刷技術で再創造
本イベントでは、世界の美術館から厳選した作品原画をベースに、180年前の色彩を求めて、「冨嶽三十六景(全46作品)」および「諸国瀧廻り(全8作品)」全てを、最先端のデジタル印刷技術で再創造したものなどを展示。
このほかにも、浮世絵最盛期の頃の版元の店を再現した体験コーナーや、AR(拡張現実)を利用した、動く葛飾北斎を体験できる音声ガイドなども設置されている。
開館時間は10時から18時まで(閉館30分前まで入館可)
休館日はなし。
入館料は大人(高校生以上)1000円、小・中学生500円。
フェルメール・センター銀座
東京都中央区銀座6-11-1 銀座ソトコトロハス館

あっぱれ北斎! 光の王国展 フェルメール・センター銀座
http://www.vermeer-center-ginza.com/