第二次世界大戦後の需要が生み出したデザイン
東京・六本木の国立新美術館で、アメリカ・カリフォルニアで発展したモダン・デザインをテーマとした展覧会「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」が2013年6月3日(月)まで開催されている。
第二次世界大戦後は世界一の経済力を誇る大国となったアメリカにおいて、20世紀初頭から多くの移民を受け入れてきたことで、戦後、急速に大衆文化の中心都市となったカリフォルニア。
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その急激な人口増加により、住宅関係などにおいて新たな需要が生じたことが、軍事目的で開発された新素材や技術の転用による、大胆かつ実験的な独自のデザインである「カリフォルニア・デザイン」を誕生させることになった。
アメリカ西海岸の感性による「夢の生活のシンボル」
自然や日常生活との関係を重視したカリフォルニア・デザインは、アメリカ西海岸ならではの開放性や鮮やかな色彩などを特徴とし、夢の生活のシンボルとして世界中に広がっていくこととなった。
本展では、この20世紀のデザイン史に巨大な足跡を残しながらも、十分に紹介されてきたとは言えない「カリフォルニア・モダン」の全貌について、約250点の作品を通じて紹介している。
国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
開館時間は10時から18時まで。ただし金曜日は20時まで。入場は閉館30分前まで。
休館日は毎週火曜日。ただし、4月30日(火)は開館となるとのこと。

カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-
http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/california/index.html