日本の江戸絵画に魅せられた夫妻のコレクション
江戸東京博物館において、ファインバーグ・コレクション展「江戸絵画の奇跡」が2013年7月15日まで開催されている。
(この画像はイメージです)
ファインバーグ・コレクションの成り立ちは、ロバート氏とベッツィー氏のファインバーグ夫妻が、1970年代にアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館で日本の江戸絵画に開眼したことがきっかけ。
それから40年あまり、ファインバーグ夫妻は江戸絵画の研究や蒐集に邁進。
その内容は、狩野派や土佐派といった官画派の保守的な作品をほとんど含まず、江戸時代における民間画派の、自由で活気に満ちた肉筆画の作品が中心となっているのが特徴。
具体的には尾形光琳などの琳派、池大雅などの文人画、円山応挙などの円山四条派、さらには伊藤若冲などの奇想派や葛飾北斎らの浮世絵までもが含まれており、全体として上品な雰囲気を保っているという。
5章から構成
本展では5章に分けて作品を展示。
第1章では琳派、第2章では文人画、第3章では円山四条派、第4章では奇想派、第5章では浮世絵作品をそれぞれ紹介。
コレクションの中でもよりすぐりという約90点もの作品により、戸絵画における百花繚乱の世界を楽しんでみたい。

江戸東京博物館 開催中の特別展
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/