2013年9月29日まで
三島由紀夫氏の「豊饒の海」など多くの書物の装幀・装画を手がけた装幀画家である村上芳正氏をテーマにした展覧会が、東京都文京区の弥生美術館で行われている。
開催期間は2013年9月29日(日)まで。開館時間は10時から17時までとなっており、入館は16時半まで可能。
休館日は月曜日であるが、祝日でもある9月16日、9月23日は開館日となり、翌日の9月17日、9月24日が休館日となるので、注意が必要。
料金は、一般が900円、大学生と高校生は800円、中学生とし小学生は400円となっており、竹久夢二美術館の見学も可能となっている。
自分の技法にこだわりを持ち続けた装幀画家
装幀装画は印刷されて初めて意味を持つものであり、大量印刷においては、残念ながら画家が意図した表現がそのまま印刷物に再現されることはない。
だが、村上氏は、それでも自分の技法にこだわりを持ち、作品を書き続けたことで、多くの著者と幾万の読者に愛されることになった。
本展では、村上氏が保存し続けたという装幀挿絵原画を中心に展示を実施。
独自の幻想耽美の世界を堪能しながら、村上氏の画業の軌跡をたどることもできる内容となっている。

開催中の展覧会
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/exhibition/yayoi/now.html