史上最高額の写真家、アンドレアス・グルスキーの日本初個展
世界史上最高額の写真を撮影する写真家、アンドレアス・グルスキー氏の個展が、東京国立新美術館で9月16日(月)まで開催されている。同氏の日本での個展開催は初めて。
アンドレアス・グルスキーはドイツを代表する現代写真家で作品全体をダイナミックなパノラマとして捉えた上で、細部を緻密にデジタル処理で仕上げる手法をとっている。2011年11月には同氏の作品「ライン川2(※正式名称ではローマ数字表記)」が、写真としては史上最高額である433万ドル(4億3000万円)で落札されたことでも知られている。
今回は上記の「ライン川2」をはじめ、初期作品から最新作まで大小約65点を展示。 展示のレイアウトはグルスキー氏自らが考案しており、写真をあえて年代順に並べず、大小の写真をランダムに配置しており、さながら美術館全体が2013年版グルスキー氏の作品として完成している。
触って楽しむ!撮って楽しむ!
会場のグッズ売り場の一角には、画面にタッチして作品の一部を拡大して見られる展示、3点が設置されており、繊細な写真の細部まで拡大して見ることができるようになっている。また、会場内は撮影禁止だが会場出口に設置された「カミオカンデ」の大型看板の前では撮影が可能。この前で写真を撮ると、カミオカンデの中にすっぽりと入ってしまったかのような不思議な写真となる。
観覧料は一般1,500円、大学生1,200円、高校生800円。同美術館で開催されている「アメリカン・ポップ・アート展」と当日券を同時購入するとそれぞれの当日料金が100円割引となる。

アンドレアス・グルスキー展
http://gursky.jp/