ASIMOが展示物の説明をしてくれる実証実験に参加しよう
10月2日より日本科学未来館ではASIMOによる「自律型説明ロボット」の実証試験を行っている。これは様々な展示物がある実験フロア内で、訪れた客に対してASIMOが展示の説明を行う試みだ。
この試験で、ASIMOは客が歩く方向や、展示物を見学している体や顔の向きを察知して、どの展示物に興味を持っているか判断し、ASIMO自らの判断でお客様に近づいて展示物の説明を行う。説明中、ASIMOは展示物を指さしたり、展示物に視線を向けたり、客が展示を見やすい立ち位置を判断して立ったりと、自然にコミュニケーションができるようにプログラムされている。
優秀な説明員?!お客の顔を覚えて応対を変えるASIMO
説明した内容や客の顔のデータはASIMOが記憶し、データとして蓄積していく。同じ人が来訪した場合、初めてきた場合とは挨拶の内容を変えるなど、優秀な説明員として活躍できそうだ。
今回のASIMO解説でのデータは貴重な実証データとなり、今後の開発に活かされていく。まさに、ASIMOの研究開発に関われるチャンスだ。対象は小学校4年生以上で10月21日まで毎日開催。開催場所は日本科学未来館3階のサイエンスライブラリ。定員は各日15名で1時間に1回程度開催される。ASIMOと触れ合いながら、ロボット開発に関われるチャンスだ。

ASIMOが展示物の説明を行う実証実験
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1309261014206.html