国内外から代表的作品約340点が集結
2014年1月2日(木)から東京都墨田区の東京都江戸東京博物館で、「大浮世絵展」が開催される。この特別展は「国際浮世絵学会」創立50周年を記念し、国内外から浮世絵の傑作約340点を一堂に集めて展示するもの。
(画像はプレスリリースより)
特別展の構成
第1章「浮世絵前夜」では、寛文年間(1661から1673年)を中心に流行した一人立ち形式の寛文美人図を経て生まれた浮世絵が、誕生に至るまでに描かれた肉筆画で構成する。
第2章「浮世絵のあけぼの」では、17世紀後半から18世紀前半、一般庶民でも手に入れることが出来るようになった「版画形式」の菱川師宣、鳥居清倍などの浮世絵作品で構成する。
第3章「錦絵の誕生」では、18世紀後半、色彩豊かな錦絵の誕生と錦絵創始期の第一人者である鈴木春信、美人画家の礒田湖龍斎、役者絵の一筆斎文調などの作品で構成する。
第4章「浮世絵の黄金期」では、18世紀末から19世紀初、錦絵版画全盛の浮世絵黄金期の鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川豊国などの作品で構成する。
第5章「浮世絵のさらなる展開」では、19世紀前半、美人画や役者絵に風景画が加わり、色彩がさらに豊になった浮世絵の風景版画や花鳥版画、葛飾北斎、歌川広重などの作品で構成する。
第6章「新たなるステージへ」では、19世紀後半から20世紀、幕末から明治維新、大正、昭和の激動の時代を生きた月岡芳年、小林清親、橋口五葉などの作品で構成する。
開催の概要
会期は2014年1月2日(木)から3月2日(日)、開館時間は午前9時30分から午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)、休館日は1月6・27日、2月3・10・17・24日。
場所は東京都墨田区横綱1-4-1江戸東京博物館1階展示室、観覧料は一般1,300円、大・専門学校生1,040円、65歳以上・小中校生650円となっている。

国際浮世絵学会
http://www.ukiyo-e.gr.jp/10/江戸東京博物館
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/大浮世絵展プレスリリース(マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/news/2013/11/28/196/