生誕300年記念の大回顧展
東京都台東区上野公園内にある東京都美術館では、2016年4月22日(金)から5月24日(火)まで『生誕300年記念 若冲展』を行う。
伊藤若冲(1716-1800)は、18世紀の京都で活躍した画家である。今回の展覧会は若冲生誕300年を記念して、初期から晩年までの代表作約80点を紹介するものとなっている。
特に若冲が京都・相国寺に寄進した「釈迦三尊像」3幅と、「動植綵絵」の30幅が東京で一度に見れる機会は今回が初めてとなる。
展覧会の構成
展覧会は3つの構成に分けられている。
1.若冲、生誕300年記念の粋を感じる
2.若冲、まぼろしの33幅東京で初めて一堂に会す
3.若冲、その精緻な技
一つ目は初期から晩年の代表作品が集結している大回顧展となっており、二つ目は「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅を一挙に公開、三つ目は若冲の彩色画、水墨画、木版画と、様々な種類の絵を驚きの技法で作り上げたものが堪能できる。
豪華な内容だが、ほぼ一カ月しか期間がない。混雑も予想されるため、あらかじめ予定を組んで見逃しがないようにしたい展覧会である。
全館休館日は毎月第1、第3月曜日(祝日・振替休日にあたる場合は翌日)であり、若冲の特別展は休室日として4月25日および5月9日が加わる。
開館時間は9:30から17:30で、金曜日は20:00まで開館(いずれも入館は閉館時間の30分前まで)。

生誕300年記念 若冲展 公式サイト
http://jakuchu2016.jp/