竹久夢二の展覧会
東京都文京区にある竹久夢二美術館では2016年6月26日(日)までの期間、竹下夢二の作品を展示する「100年前に夢路が発信 大正時代の『かわいい』展 〜乙女がときめくデザイン&イラストを中心に〜」を行っている。
『かわいい』という感性の原点
そもそも『かわいい』という言葉は竹久夢二自身がデザインした小物に“かあいい”という言葉を用いて紹介したことに始まっていた。
竹久夢二は主に大正期を中心に活躍した画家である。夢二は暮らしや装いにいち早く彩りを添えるという、今で言う「デザイナー」的な仕事にも才能を発揮していた。
くわえて絵の方面でも、華奢で丸みを帯びた姿形を描き表した可憐な少女像である『抒情画』を確立し、日本近代の女性が憧れる『かわいい』世界を時代に先駆けるだけではなく、現代にも通じる表現をしていたのである。
この展覧会は今から100年前に夢二が発信したさまざまな『かわいい』を集めて広く展示すると同時に、大正時代を中心に夢二が展開した『かわいい』の役割も考察していくという構成の展覧会となっている。
休館日は月曜日で、開館時間は10:00から17:00(入館は16:30まで)である。

竹久夢二美術館 開催中の展覧会
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/