再来したアール・ヌーヴォーのブームにも合わせて開催
東京都中央区にある三井記念美術館では、2016年8月31日(水)までの期間、特別展『アール・ヌーヴォーの装飾磁器 ヨーロッパ名窯 美術革命!』を行っている。
アール・ヌーヴォーとは、欧米にて19世紀末から20世紀初頭にかけ、全盛を極めた装飾様式で、工芸や建築、グラフィックアートなどさまざまな分野に流行した。
流れるような曲線美によって構成されており、同時代の陶磁器のデザインにも大きな影響を与え、それにより新しい技術も開発された。
ガレやミュシャ以外にもスポットを当てる
アール・ヌーヴォーですぐ思い出されるのは、ガレやミュシャといった人物だが、この展覧会ではセーヴル、ロイヤル・コペンハーゲン、マイセンといった、これまであまり紹介されてこなかった人物にもスポットを当てている。
同時に、日本との結びつきを示す作品なども紹介し、さらに関連するリトグラフや素描、書籍を合わせた約200点という多彩な様相で紹介する。
休館日は月曜日(その他に臨時休館するときもあるのでホームページをチェックしてほしいとのこと)で、開館時間は10:00から17:00(入館は16:30まで)である。
三井記念美術館 開催中の展覧会
http://www.mitsui-museum.jp/