日本の古美術の敷居をさげる美術展
東京都港区にある根津美術館では現在、コレクション展の『はじめての古美術鑑賞 絵画の技法と表現』を2016年9月4日(日)までのスケジュールで行っている。
日本の美術、とくに古美術というものは西洋美術にくらべて難しい、もしくは敷居が高いという声をよく耳にする。
原因のひとつとして、日本の古美術鑑賞には普段耳慣れない専門用語が多数使われているからだ、と考えている人もいるかもしれない。
だが逆にそれらの用語を少しでも覚えてしまえば、日本の古美術の面白さやすばらしさを体感できるようになる、と考えられ、今回の展覧会が開催された。
用語の解説を見ながら作品の鑑賞ができる
この展覧会では絵画の技法およびその用語、とくに墨と金の使用方法を中心として作例を例にやさしく解説している展示会となっている。
そもそも「美しい」と感じるのはほかでもない自分の心情や感性からくるものである。それを先入観だけで難しいものだと決めつけては非常にもったいない。
まずは作品に向かい合って、その美しさにふれあうことから始めるのはどうだろうか。
休館日は毎週月曜日であり、開館時間は10:00から17:00となっている。(入館は閉館の30分前まで)

根津美術館 展覧会/開催中
http://www.nezu-muse.or.jp/