「参加して」楽しむアート
東京都新宿区にある東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館では、現在『魔法の美術館 光と影のイリュージョン』という展示会を2016年8月28日(日)まで行っている。
今回は10組のアーティストが創った約15点の、「見て」「参加して」「楽しむ」作品が展示されている。
これらはさまざまな素材や、コンピューターの使用によって来館者の動きに合わせて色とりどりの光や影のモチーフ、映像、そして音が変化するといった手法で“光と影のイリュージョン”となるよう仕掛けられている。
一部作品の紹介
作品には岡田憲一と冷水久仁江のコラボユニットである「LENS」の創った『Pixelman』、これは作品の前に立つと自分の全身が解像度が変わって、やがてドットでできたキャラクターのように変化して映し出される。
ほかにも緒方壽人の作品『SAKURA』は、その作品の前で大きく手をふると、桜の花びらが舞い散る様が表現される。桜は古今和歌集にも、その散る様を詠んだ句が収録されているように、日本人と関わりの深い美しい植物であるがゆえのチョイスである。
このほかにもさまざまなイリュージョン作品がある。なおこの展示会では一部展示物をのぞいた作品の撮影は許可されている。
休館日は毎週月曜日で、開館時間は10:00から18:00(入館は閉館の30分前まで)となっている。
夏休みでもあることだし、家族でわいわい訪れるのが楽しい性質の展示会であるため、子供を連れて家族で楽しむのがいいだろう。ただし作品の性質上、ベビーカーを展示室へ持ち込むことができないという点は注意が必要だ。

魔法の美術館 光と影のイリュージョン 公式サイト
http://www.mahou-museum.com/