改修工事後初の写真展覧会
東京都目黒区にある東京都写真美術館は、2016年9月3日(土)から10月23日(日)まで、「世界報道写真展2016」を地下1階の展示室にて行っている。
この東京都写真美術館は、改修工事のために約2年間閉館していた。今回は満を持しての写真展示会となる。
「世界報道写真展」は1955年にオランダのアムステルダムで世界報道写真財団が発足したことにより、翌1956年から始まったドキュメンタリーおよび報道写真の展覧会である。
今回でコンテストは59回目を数え、参加は128の国と地域、5775人のプロ写真家から合計82,951点の作品が応募され、41人の写真がコンテストでの入賞を果たすこととなった。
コンテスト表彰作について
なおコンテストの部門は8つに分かれており、「単写真(写真1枚)」と「組写真(複数の写真で構成)」に分かれている。入賞作は部門別に各1位から3位のいずれかに該当しており、その中から最も優れた写真1点に「世界報道写真大賞」が贈られる。
このように、毎年1月から2月にかけて主に前年撮影された写真を対象に開催される「世界報道写真コンテスト」だが、審査の中立性を保つために毎年違うメンバーの国際審査員団によって入賞作品が選ばれている。
くわえて写真点は1年を通じて世界のさまざまな会場を巡回していき、日本でも東京展をふくむ全7カ所で展覧会が行われている。そのため約350万人以上が会場に足を運ぶ世界最大規模の写真展となっている。
休館日は毎週月曜日。(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館日となる)開館時間は10:00から18:00だが、木・金曜は20:00まで開館している。いずれも入館は開館時間の30分前まで。
世界報道写真展2016 公式ページ
http://www.asahi.com/event/wpph/