小さな水族館が持つギネス記録とは?
山形県鶴岡市立加茂水族館がもつギネス記録が今注目を集めている。ここは世界で一番多くのクラゲを飼育する「クラゲ」に特化した水族館なのだ。
床面積たった1,300平方メートルの水族館は、前館長である村上龍男氏がアイデアを駆使して展示内容をクラゲに特化することで立て直した。2014年6月1日のオープンから翌年3月末日までに71万6000人の入館者が訪れる施設へと生まれ変わったのだ。
癒やし効果も クラゲが揺れる「クラネタリウム」
クラゲが展示されるホールは「クラネタリウム」と名付けられ、最大50種以上ものクラゲが展示される。バーカウンターに見立てた「クラゲバー」では、成長の各段階のクラゲを観察できる。
グッズショップでは、クラゲがデザインされた文具やネクタイのほか、クラゲが入ったおまんじゅうやようかんなどのオリジナルグッズが販売されている。また、アザラシ・アシカプールを見下ろしながら楽しめるレストランでは「エチゼンクラゲ定食」、「クラゲラーメン」、「クラゲアイス」が提供される。
東日本大震災後、観光客が減少する中、地域を元気にするのにも一役買っている「クラゲ水族館」。癒やし効果のあるクラネタリウムは一見の価値ありだ。

鶴岡市立加茂水族館
http://kamo-kurage.jp/