女性の社会進出があまりなされていなかった時代から活躍していた画家
東京都渋谷区にある山種美術館では、特別展として2015年6月21日まで上村松園生誕140記念『松園と華麗なる女性画家たち』を行っている(会期中、一部展示替えあり)。
開館時間は午前10時から午後5時まで(入館時間は午後4時30分まで)で、休館日は月曜日(ほか5/7も休館日)。
松園とは、日本で初めて女性で文化勲章を受章した上村松園のことであり、清らかで端正な女性像を手がけることで知られ、近代日本画を代表する重要な存在として位置付けられている。
1890(明治23)年、皇室による日本美術の保護と作家の制作奨励のため帝室技芸員制度が設けられ、1944(昭和19)年までに79名が任命されたが、男性作家が多い中、松園もその一人として選ばれていることから当時から作品が高く評価されていたことがうかがいしれる。
展示のみどころ
展示のみどころは次のようになっている。
・山種コレクションの松蔭作品全18点を公開。
・社会における女性の活躍が少なかった時代に画壇の第一線で活躍した上村松園と野口小蘋2人の人物画や風景画などの紹介。
・幕末から明治・大正・昭和と激動の時代を生きた女性作家の人物像と作品の魅力に迫る。

山種美術館 開催中の展覧会
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html