財団50周年記念展示
東京都中央区にある三井本館7階の三井記念美術館において、三井文庫の財団設立50周年を記念し、『三井の文化と歴史』が行われている。
前期と後期に展示スケジュールが分けられており、現在は後期の『日本屈指の経営資料が語る 三井の350年』の展示が2015年6月10日まで行われている。
三井350年の歩みを紹介
三井文庫では、三井高利の創業から三井財閥・三井グループに至る膨大な文書類、関連器具、絵画・写真など、世界的にも有数の経営資料を所蔵し、その公開・研究を進めてきた。
今回の展示は財団設立50周年を記念して、日頃は専門家以外には目に触れることがない現物の史料を展示して、日本から世界へ歴史の波濤を乗り越えてきた三井350年の歩みを紹介する。
三井文庫について
三井文庫の起源は、1903年に設立された三井家編纂室にさかのぼる。この文庫は三井の歴史編纂のため、史料収集と研究に取り組んできていて、1918年に名称を三井文庫と改めるが、敗戦による財閥解体によって活動休止を余儀なくされていた。
だがその後、戦後復興の進展により三井文庫再建の機運が高まったため、1965年に三井家同族会と三井グループ各社の支援によって財団法人として設立したのが現在の三井文庫である。

三井記念美術館 開催中の展覧会
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html