戦後美術をクローズアップした展示会
東京都江東区にある、東京都現代美術館では2015年が開館20年および戦後70年の節目にもあたるため、2015年7月18日より『戦後美術クローズアップ』の展覧会を行うと発表した。
休館日は月曜日(7/20、9/21、10/12は開館)であり、開館時間は10:00から18:00(入場は閉館の30分前まで)である。
展示構成について
展示構成としてはつぎのようになっている。
1)1階は戦後美術の流れを軸にした通史的な展示を行う。おおよそ制作年代順に展示された作品からは当時の社会状況を読みとることができることに加え、時代を超えて現代のわたしたちにも迫る力があるのにも注目する。
2)3階では「素材」という切り口で、とくに古くからの素材である木と石、その現代の表現に焦点を当てた展示を行う。作品が開示する多彩な世界観を、5つの部屋で探っていく展示となっている。なかでも全長20mにおよぶ遠藤利克の『泉』は14年ぶりの公開となっている。
3)天井高のある3階では、様々な作品とともに静かでゆったりとしたひとときを味わってもらうことを目的として展示をするコーナーも設ける。これでは小さな作品から大きな作品まで様々に組み合わせて展示する予定である。それぞれの作品のもつスケール感も同時に楽しむこともできる。
なお2015年8月29日(土)、9月26日(土)15時30分より1時間程度の予定で、担当学芸館がMOTコレクションの舞台裏を案内する「もっと!MOTコレクション」の解説も行う。予約は不要だが、この展示回もしくは同時開催の企画展チケットが必要となる。

東京現代美術館 プレスリリース
http://www.mot-art-museum.jp/