20世紀への転換期を生きた作曲家
東京都渋谷区にあるBunkamuraザ・ミュージアムでは、2015年7月8日から8月30日までのスケジュールで、『異端の作曲家エリック・サティとその時代展』を開催する。
開催中は無休であり、開館時間は10:00から19:00(入館は18:30まで)だが、毎週金・土曜日は21:00(入館は20:30まで)である。
サティと刺激を与え合った芸術家の作品を展示
エリック・サティ(1866-1925)は、20世紀への転換期に活躍したフランスの作曲家である。芸術家たちが多く集い、自由な雰囲気をたたえるモンマルトルにて作曲家活動を開始し、その後生涯を通じて芸術家との交流を続けた。
その活動ぶりから、芸術家のマン・レイより「眼を持った唯一の音楽家」と評価されている。今回は刺激を与え合った芸術家たちの作品を通して、作曲家サティの新たな側面を浮かびあがらせる構成となっている。
展覧会の構成
展覧会の構成は次のようになっている。
第1章 モンマルトルでの第一歩
第2章 秘教的なサティ
第3章 アルクイユにて
第4章 モンパルナスのモダニズムの中で
第5章 サティの受容
なおサティは、第1次大戦中より大規模な舞台作品に関与している。パブロ・ピカソとはバレエ・リュスの公演『バラード』を、フランシス・ピカビアとはスウェーデンバレエ団の『本日休演』を成功させている。

Bunkamura 展覧会 エリック・サティとその時代展
http://www.bunkamura.co.jp/