激動の昭和20年を公文書で見る 戦後70年だからこその企画展
今年は戦後70年の節目の年。国立公文書館では、企画展「昭和20年 戦後70年の原点」が開催されている。
昭和20年8月15日、玉音放送によって終戦が告げられ、日本は大きな転換点を迎えた。この企画展では、昭和20年にスポットをあて、当時起きた様々な出来事を月ごとに紹介し、その公文書の展示を行う。
期間限定 「終戦の詔書」の原本も公開
8月10日~15日の期間は、期間限定で、1階展示場に「終戦の詔書」原本を展示。ポツダム宣言受諾を表明し、「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ」で知られる玉音放送の内容を記した「終戦の詔書」を実際に見ることができる。
また、8月27日には、関連イベントとして「宰相としての鈴木貫太郎(仮題)」と題し、国立公文書館アジア歴史資料センター長、波多野澄雄氏の講演会も開催される。参加には事前の応募が必要で、応募者多数の場合は抽選となる。
戦後70年の節目の年となるこの特別な年の夏。70年の時を経て公開される公文書を前にして、それぞれの歩んできた戦後を今一度思い起こしてみてはいかがだろうか。

昭和20年 戦後70年の原点 国立公文書館
http://www.archives.go.jp/exhibition/