江戸っ子の日々の楽しみとは?
東京都墨田区にある江戸東京博物館では、企画展の「くらべてみよう江戸時代」を2015年9月27日までのスケジュールで行っている。
休館日は8月17日・24日・31日、9月7日となっていて、開館時間は9:00から17:30までで、土曜日のみ19:30まで(入館時間は閉館の30分まで)となっている。
この企画展は、江戸の町において人々が「流行」というものにどれだけ敏感だったか、ということを取り上げている。
江戸時代は、現代のようにテレビやインターネットといった、一瞬で情報を得られるようなツールはなかった。
しかし江戸は全国から物資とともに情報も集まっていたこともあり、江戸っ子はそれらの情報をまとめて比較したり、順位づけをするのが楽しみとなっていったのである。
江戸の町の情報流通をたどる
江戸の町では「瓦版」というような現在のニュースにあたるものが即時発行されていたほか、町の発展により、飲食店や商品、というものを売買する店舗も栄えていったため、同時に商品の質についても論じられるようになっていった。
そのため、さまざまな商品や人物といった質の差を分かりやすく一覧で伝えようと相撲番付になぞらえて、「見立番付」といったいわば現代のランキング表といったものも発行されていた。
さらに江戸で流行した書物や絵画といったものの展示もあるほか、江戸っ子は日本全国の情報をどのくらい知っていたのか、ということも探っていく展示となっている。

江戸東京博物館 企画展 くらべてみよう江戸時代
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/