中秋の名月にちなんだイベントが開催
東京都江東区にある日本科学未来館では、9月19日から9月27日までの9日間、「中秋の名月 未来館でお月見!2015」を行う。期間中は無休である。施設の開館時間は10:00から17:00まで(入館券の購入は閉館の30分前まで)。
今年のお月見のテーマは「MOONS(衛星)」である。MOONというのは地球の衛星である月のことだが、MOONSという言葉は月の他にも多く存在する、衛星のことを意味する。
そのためイベント期間中は月だけではなく、太陽系全体の衛星にまで視野を広げて月科学・惑星科学の最新研究成果を切り口にし、展示などを行う。
4つのイベントが開催
展示は大別して4つあり、1つめは直径約6mのシンボル展示であるGeo-Cosmosに月の表面データを映して昼間の「お月見」を楽しむ『The Moon on Geo-Cosmos』。投影時間は10:50、13:50、15:50の1日3回となっており、科学コミュニケーターによるナレーションと合わせて、人類が月に挑んできた軌跡を映し出す。
2つめはサイエンス・ミニトークの「太陽系月めぐり」であり、「MOONS(衛星)」をテーマに個性豊かな太陽系の衛星の最新トピックを天体の位置を見ることができるソフトの『Mitaka』を使用しながら紹介する。時間は13:30から13:45。
3つめは特別版サイエンス・ミニトーク「研究者と一緒に、月隕石の世界をのぞこう!」である。月引接研究の第一人者である千葉工業大学 惑星探査研究センターの荒井朋子氏を招いてミニトークを開催する。日時は2015年9月27日13:30から14:00となっている。
4つめは日本未来科学館の会員であるクラブMiraikanを対象としたメンバーシップ・プログラムとなるが、ワークショップ「顕微鏡でお月見!? 隕石からわかる太陽系のヒミツ!」を行う。日時は2015年9月27日の15:00から16:00まで。
いずれも夜空を眺めるだけでは味わえない科学的なイベントとなっている。

日本科学未来館 中秋の名月 未来館でお月見! 2015
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1509011518700.html