世界文化遺産に登録されて人気が上昇中の軍艦島
株式会社Zero-Ten制作総指揮・総合プロデュースする「軍艦島デジタルミュージアム」が、2015年9月17日(木)、長崎市にオープンした。入場料は、一般1,800円、中・高校生1,500円、小学生800円、幼児(3歳~6歳)500円となっている。
軍艦島は、長崎港から約18kmの海上に浮かぶ小島である。正式名称は端島(はしま)と言い、北西から見た時の島影が戦艦「土佐」に似ていたことから「軍艦島」と呼ばれるようになった。海底炭鉱の島として栄え、日本の近代化を支えた。
歴史的・文化的にも高い価値を持っている軍艦島ではあるが、1974年に無人島となって以来、人の手が加わることなく厳しい自然環境にさらされたため、残念なことに風化や劣化が加速度的に進んでいる。
軍艦島では、上陸ツアーも行われているが、年末まで予約が取れないほどの人気がある上、上陸や見学できる箇所はどうしても限られてしまうのが現実だ。
活気にあふれていた頃の軍艦島を再現
今回オープンした「軍艦島デジタルミュージアム」は、2015年7月に世界文化遺産に登録された「端島炭鉱(通称:軍艦島)」への上陸を、最新のデジタル技術で疑似体験できる新感覚のミュージアム。
「軍艦島デジタルミュージアム」では、今の軍艦島ではなく、活気があふれていた時の軍艦島の文化や雰囲気、人々の暮らしぶり、海底炭鉱の知られざる姿、島民の方々の気持ちを再現。上陸ツアーだけでは知ることのできない軍艦島を垣間見ることができる。
これらの再現には、各所に散らばる画像や映像などの貴重な資料を収集して、一からから取材を行った。古き良き時代の日本のノスタルジー、現代日本を支えるあふれんばかりのエネルギー、炭鉱に従事した人々の知られざる姿を感じることのできるミュージアムとなっている。
(画像はプレスリリースより)

軍艦島デジタルミュージアム
http://gdm.nagasaki.jp/「軍艦島デジタルミュージアム」オープンに関するプレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/