ユーモラスな形と機能性で愛される「ヒョウタン」の企画展
くびれのある丸いユーモラスな形の「ヒョウタン」。地域や種類によってその形は様々で、古くは土器に先立って容器として使用されてきた。国立科学博物館では企画展「世界のヒョウタン展 人類の原器」を開催中だ。
ヒョウタンは、そのくびれのあるユーモラスな形が特徴だが、丈夫で軽く容器として太古から使用されてきた。さらに、表面に絵を描いたり掘ったりなどの装飾を施すことができることから、芸術表現の素材にもなっている。世界のヒョウタン展では、ヒョウタンの多様性や歴史、容器やおもちゃ、楽器など様々な用途で使用されている例を紹介する。
ヒョウタン収集家、湯浅浩史氏の講演会も
展示される品の多くは、世界各国からヒョウタンを収集した一般財団法人進化生物学研究所理事長兼所長の湯浅浩史氏のコレクションである。11月7日には、湯浅氏による「世界のヒョウタン文化」の題名で講演会が行われる。定員は100名で、事前の申し込みが必要。
世界各地で古来より愛されてきたヒョウタン。愛らしい形と空洞の中身というその性質の可能性を見に出かけてみてはいかがだろうか。

世界のヒョウタン展 人類の原器
http://www.kahaku.go.jp/event/2015/09gourd/