いつも何気なく使っている傘だからこそ
東京都世田谷区にある三軒茶屋キャロットタワー3階にある生活工房ギャラリーでは、2015年10月10日から10月20日まで『雨のち傘のちCASA PROJECT』を行う。会期中は無休で、入場も無料であるが、関連イベントは有料となっている。なお開館時間は9:00から20:00までである。
傘というものが、一年間でどれくらい消費されているかを把握している人は少ないだろう。その実体は、なんと1億2000万本になるという。
この作品展は、そんな不要になった傘を「新たな材料」として捉え直し、制作する『CASA PROJECT』の紹介および、身近なモノを用いて自分たちで作った作品の発表の場である。
会期中のワークショップは4回あり、次のようになっている。
10月17日(土)
(1)ガーランドの回 午前11時〜12時
(2)スマホケースの回 午後3時〜午後4時
10月18日(日)
(3)モビールの回 午前11時〜12時
(4)コースターの回 午前3時〜午後4時
(せたがやイベント紹介【生活工房】雨のち傘のちCASA PROJECTより引用)
“楽しさ”をも発信している
これまでCASA PROJECTは、丁寧に分解された傘の部品から新しいプロダクトや作品を制作・発表するとともに、その分解および制作の過程もワークショップとして公開してきた。これは資源のリサイクルにとどまらず、モノ作りの楽しさの発信にもなっている。
今回の展覧会およびワークショップでは、世田谷区内で不要となった傘も使用されている。これからのモノ作りを一緒に考えるうえで、ぜひ訪れたいイベントとなっている。

【生活工房】雨のち傘のちCASA PROJECT(PDF)
http://www.city.setagaya.lg.jp/